大岡白山神社(おおおかはくさんじんじゃ)

大岡白山神社

718(養老2)年の創建(そうけん)と伝えられ、元は椎根津彦命(しいねづひこのみこと)を祀(まつ)り、大岡明神(おおおかみょうじん)と称(しょう)していました。徳川家康(とくがわいえやす)の父・清康(きよやす)に従った家臣団(かしんだん)とその家族(かぞく)は、出陣(しゅつじん)に際(さい)して、ここ大岡白山神社と上条白山媛神社(じょうじょうはくさんひめじんじゃ)、桜井神社(さくらいじんじゃ)の各神社に武運長久(ぶうんちょうきゅう)を祈願(きがん)したと言われています。1533(天文2)年、清康によって建立(こんりゅう)された本殿(ほんでん)は、兵火(へいか)によって焼失(しょうしつ)しましたが、1567(永禄10)年、家康によって再建(さいけん)されて安城最古(さいこ)の建造物(けんぞうぶつ)となっています。天正年間(てんしょうねんかん1573~1591)に白山媛神(はくさんひめのかみ)を合祀(ごうし)し、後に、この三社(さんしゃ)は家康から社領(大岡138石、上条50石、桜井50石)を寄進(きしん)され、「三河三白山(みかわさんぱくさん)」とされています。