城泉寺(じょうせんじ)

 城泉寺・榊原喜与七頌徳碑

聞光山(もんこうざん)城泉寺(じょうせんじ)と言います。真宗大谷派(しんしゅうおおたには)で、1685(貞享2)年、慶信(けいしん)によって開かれました。本堂(ほんどう)は、1930(昭和5)年、建造(けんぞう)された旧安城警察署(きゅうあんじょうけいさつしょ)の武道場(ぶどうじょう)であった武徳殿(ぶとくでん)を1976(昭和51)年に移築(いちく)復元(ふくげん)したものです。この地区(ちく)の公民館(こうみんかん)としても使用されています。

境内(けいだい)には、明治維新(めいじいしん)の大浜騒動(おおはまそうどう)の時、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の反対運動が過ぎたとして処刑(しゅけい)された榊原喜与七(さかきばらきよしち)の頌徳碑(しょうとくひ)が建立(こんりゅう)されています。事件発生の18年後、赦免(しゃめん)されましたので地元(じもと)であるこの寺に碑(いしぶみ)が立てられました。