日吉の三等三角点(ひよしのさんとうさんかくてん)

 

安城市(あんじょうし)で一番標高(ひょうこう)が高いところです。27.7mと測量(そくりょう)されています。

安城市は、東西10.0km。南北14.7km。で、面積86.01㎢のほとんどが碧海台地(へっかいだいち)です。この台地は、北から南へ緩やかに傾斜しており、明治の初頭までは「安城ヶ原(あんじょうがはら)」と呼ばれて水利(すいり)に乏(とぼ)しい生産性(せいさんせい)の低い土地でした。明治用水(めいじようすい)の通水(つうすい)と共に飛躍的(ひやくてき)に農業(のうぎょう)が発展(はってん)し日本デンマークと呼ばれるようになりました。現在では、農業、工業(こうぎょう)、商業(しょうぎょう)のバランス良い街に成長(せいちょう)しています。地形(ちけい)は、圃場整備(ほじょうせいび)や区画整理(くかくせいり)の事業(じぎょう)で大きく変わっていますが、国土地理院(当時は陸軍省)が1878(明治11)年にこの三等三角点を設置(せっち)してから現在に至るまで市内最高標点(ひょうてん)となっています。