安城市歴史博物館(あんじょうしれきしはくぶつかん)

安城市歴史博物館

1991(平成3)年2月の開館(かいかん)です。全国的(ぜんこくてき)にも貴重(きちょう)な弥生式(やよいしき)の人面文壺形土器(じんめんもんつぼがたどき)が市内の亀塚遺跡(かめつかいせき)で発掘(はっくつ)されたのがきっかけでした。この土器は2016年8月に国の文化財(ぶんかざい)として指定(してい)され展示(てんじ)されています。江戸幕府(えどばくふ)を開いた徳川家康(とくがわいえやす)の祖・松平氏(まつだいらし)が基盤(きばん)を築(きず)いた安祥城址(あんしょうじょうし)を公園(こうえん)に整備(せいび)して、その中に建設(けんせつ)されました。現在は、市民(しみん)が歴史の勉強(べんきょう)をする場になっているだけでなく、全国からたくさんのお客様がいらっしゃいます。毎年10月には「安祥文化(あんしょうぶんか)のさとまつり」が開かれて、たくさんの人が来館(らいかん)します。2020(令和2)年10月31日には100万人の入場者を記録(記録)しました。

公園の敷地内(しきちない)やその周辺(しゅうへん)には、古戦場(こせんじょう)や、戦死(せんし)した人々が葬(ほうむ)られた塚(つか)や墓石(ぼせき)などが点在(てんざい)しています。

安祥城址

本丸跡(ほんまるあと)には、現在大乗寺(だいじょうじ)が建っていますが、ここを訪(たず)ねて周辺の史跡(しせき)を探訪(たんぼう)するとき、ガイドの解説(かいせつ)から、安祥城の興廃(こうはい)や、松平竹千代(まつだいらたけちよ=後の徳川家康)が今川氏(いまがわし)の人質(ひとじち)となった経緯(いきさつ)など、きっと楽しく勉強できるでしょう。