桜井戸跡(さくらいどあと)

桜井戸跡

聖徳太子(しょうとくたいし)が、桜の木の下を、持(も)っていた杖(つえ)でつついたら、きれいな水が湧(わ)きでてきたと言われています。のちに、弘法大師(こうぼうたいし)がこの泉(いずみ)を見て、次のような和歌(うた)を詠(よ)まれました。

♪ 散(ち)れば浮(う)く 散らねばそこに影(かげ)見えて 春(はる)おもしろき 桜井の水 ♪

「桜井」の地名(ちめい)はこの和歌が起源(きげん)だと言われています。上水道(じょうすいどう)が普及(ふきゅう)するまで使(つか)われており充分(じゅうぶん)な水量(すいりょう)があったそうです。