白山比売神社(しらやまひめじんじゃ)

白山比売神社

713(和銅6)年、崇福寺(そうふくじ)の守り神として建てられたと云われています。白山比売神社の神様(かみさま)は菊理姫命(くくりひめのみこと)、加賀(かが=石川県)の白山山頂(さんちょう)に祀(まつ)られている白山神社と同じ農業(のうぎょう)に欠かせない水の神様です。転じて海で働く漁師(りょうし)や航海(こうかい)の守り神としても崇(あが)められています。1890(明治23)年、神社の改築(かいちく)が行われ、完成(かんせい)した3年後、祝賀会(しゅくがかい)と同時に、今村小学校(いまむらしょうがっこう)の開校式(かいこうしき)が行われました。この時、東京に住んでいた天野治郎重(あまのじろしげ)氏から山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)書の中幟(なかのぼり)が寄付(きふ)されています。狛犬(こまいぬ)は1918(大正7)年に今村出身(しゅっしん)で東京在住(ざいじゅう)の人から寄付されました。 この神社では一と六の付く日に、境内(けいだい)の参道(さんどう)に多くの店が並ぶ一六市(いちろくいち)が開かれます。毎年の祭礼(さいれい)は10月16日です。

境内地は、室町時代(むろまちじだい)に松原氏(まつばらし)の館(やかた)が有ったと伝わり「今村城跡(いまむらじょうあと)」とも呼ばれています。