姫地下壙(ひめちかこう)

姫地下壙

姫塚古墳(ひめつかこふん)に近い民家(みんか)の庭(にわ)に、古墳時代(こふんじだい)後期(こうき)の墳墓(ふんぼ)とみる地下壙(ちかこう)の窪(くぼ)みがある。1940年頃発見(はっけん)されました。地表(ちひょう)から3 mくらい下で二室(にしつ)に広がっていた。桜井古墳群(さくらいこふんぐん)ではこうしたものが他に5基(き)発見されている。この地方(ちほう)では石材(せきざい)を手に入れることが困難(こんなん)なので、古墳に石室(せきしつ)を持たず、このような地下壙が多いとされています。別の説(せつ)もありまして、平安時代(へいあんじだい)以前(いぜん)の貯蔵庫(ちょぞうこ)ではないかとも言われています。